透析患者はコロナウイルスに感染すると重症化するというニュースが流れいます。なぜ、透析患者がコロナウイルスに感染すると重症化するのか、また予防方法などを考えてみたいと思います。
なぜ、透析患者はコロナウイルスに感染すると重症化するのか?
重症化する理由として、透析患者さんの免疫力低下していること、透析治療という一つの透析室に多数の患者さんが同時に治療を行うという特殊性から言われているのだと思われます。
透析患者さんの免疫力低下
なぜ、透析患者さんの免疫力が低下しているかと言うと、週3回透析治療を行うことで、透析器や血液回路などの異物に触れることで、透析患者さんは常に微細炎症状態だと言えます。
また透析患者さんは食事制限と、治療により栄養素が抜けることで、低栄養状態になりやすいです。
炎症と低栄養により、透析患者さんの免疫力は低下していると考えられます。
現在、透析患者さんの死因の第2位は感染症もいうのも、免疫力が低下してる証拠かもしれません。
透析患者さんの免疫力低下についての記事はこちら
透析室での感染対策
病院・透析室にウイルスを持ち込まないことが大切です。
病院・透析室にウイルスを持ち込まないためには患者さんに毎日の検温と健康状態の把握していただくことが大切です。
熱や咳などの症状がある場合は来院前に連絡してもらうように協力してもらいましょう。常時マスクの着用や手の消毒も合わせて、協力してもらいましょう。
また、医療従事者も毎日の検温と健康状態の把握を行い、体調不良があれば出勤停止などのをして、スタッフ自身が感染源にならないように気を付けましょう。
透析室内ではスタンダードプリコーションの徹底
「透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン」では、透析室では穿刺や返血時は個人防護具(プラスティックエプロン、サージカルマスク、ゴーグル、手袋)の着用を推奨しています。これはコロナ感染対策でも同様で、スタンダードプリコーションを徹底することがコロナ感染予防にもつながります。患者さんでコロナ感染者が出た場合も、個人防護具の適切な着用が濃厚接触者とならないために非常に重要です。
今回の記事は以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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