透析患者さんにおける最新コロナウイルス感染状況【2月19日時点】

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2021年2月19日時点で発表されている透析患者さんのコロナ感染状況の記事です。
2021年1月7日に一都三県で緊急事態宣言が発令され3月7日まで延長になりました。一日の感染者数は減少傾向にありますが、一日の死者数は増加傾向にあります。また変異コロナウイルスも国内で検出されるようになっています。
コロナ病床使用率は依然高いままで、全国で32.0%(前回42.0%)であり、関東の一都三県の使用率は東京45%(前回60%)埼玉県67%(前回73%)、千葉63%(前回67%)、神奈川38%(前回57%)、全国で使用率の高いところは福岡県66%(前回89%)、沖縄51%(前回82%)になります。さらに東京都の重症患者対応病床はの使用率は86%(前回107%)となりっております。

以前より透析患者さんはコロナウイルスに感染すると重症化しやすいと言われており、透析患者さんはコロナウイルスに感染すると症状にかかわらず入院することになります。しかし現在は空き病床が少なく、すぐに入院が出来ないことや軽症であれば外来で透析を行うことも想定されます。
そのため、透析患者さんとってコロナウイルスに感染しないように日ごろから注意が必要です。

透析患者さんの免疫力が低下している原因の記事はこちら

透析室に感染予防の記事はこちら

日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会 新型コロナウイルス感染対策合同委員会の発表された最新の感染状況を皆様にお伝えしたいと思います。

国内における透析患者さんのコロナウイルス感染状況

日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会 新型コロナウイルス感染対策合同委員会の発表では、累積感染者数は1173名、死亡者数は378名となっております。(2021年2月19日時点)。2月12日よりも感染者は28名増加し、死亡者数は9名増加しております。

日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会 新型コロナウイルス感染対策合同委員会(2月19日時点)
日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会 新型コロナウイルス感染対策合同委員会(2月19日時点)

1月7日の緊急事態宣言後、新規感染者数は減少傾向にありますが、死者数は増加傾向にあります。

世代別感染患者数

透析患者世代別感染患者数

一般人口では20歳代・30歳代と若い年代の感染者が多いですが、透析患者さんは高齢化していることもあり、70歳代・80歳代の感染者が多いです。
また、死亡率も一般人口では平均1.4%なのに対して12.6%と高めになっているのが特徴です。特に高齢者の死亡率が高く80歳以上では死亡率が22.4%になります

年代40歳未満40歳代50歳代60歳代70歳代80歳以上情報なし全体
患者数(人)18105167236308250891173
死亡者数(人)0382157563148
死亡率(%)02.94.88.918.522.43.412.6
日本透析医会・日本透析医学会・日本腎臓学会 新型コロナウイルス感染対策合同委員会(2月19日時点)
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(2021年2月10日時点)

今回の記事は以上となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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